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QuestNotes開発日記

MMOTRPG「QuestNotes(クエストノーツ)」を開発しています。不具合や要望があればぜひご一報ください。 

クエスト報酬と複数アカウントについて

今回はゲームが抱えるシステムの問題の対策を検討してみました。

クエスト報酬システムの調整

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以前、クエストの内容がないものが大量に公開されてしまうという問題が起こりました。
この問題をシステム的に防げないかと考え、以下の点を導入しました。
・新規クエストの公開は一日一回まで
・自身の作成したクエストからは報酬を取得できない

また、クエストのプレイ時間による報酬の調整を行うようにしました。

クエストの基本報酬は現在以下になっていますが、
20経験点 (+50ルド、報酬袋とクラス経験値と名誉点)

3分未満でクリアしたクエスト報酬を以下に制限しました。
10経験点 (+20ルド 、報酬袋とクラス経験値と名誉点はなし)

また、マスター条件による追加報酬を得られるのは10分以上のクエストに変更しました。(最大50点までで増減可能。)

これによって内容が伴わないクエストを遊ぶ/公開するメリットが少なくなればと考えています。
クエストを楽しむことと、キャラクターを成長させることが相反しないようなシステムにできればと思っております。

(追加報酬については、現在だとマスターが経験点を低くするメリットがないため、
もう少しトレードオフが生まれるよう調整をできればと思っています。)

複数アカウントについて

もう一つ昨今の懸念事項となっていた「1ユーザーが複数アカウント」の件について改めて考えてみました。
現在複数アカウント の禁止を明示しているのですが、そもそも複数アカウント 理由としては以下の4点になります。

・目的1・サーバーへの負荷対策
大量のリソースアップロードはサーバー負担につながるので防ぎたい。
・目的2・他のプレイヤーに快適に遊ぶのを妨げる行為を防ぐ
ランキングの意図的な操作等で、個人の意思がゲーム全体に影響をあたえるのは好ましくない。
・目的3・ゲームの進行度の公平性を保つ
複数アカウントによるリソースの共有で、ゲーム内を有利にすすめる行為を防ぎたい。
・目的4・パトロンのメリットの創出
不便の解消をパトロンの導線にする。

しかし、実際には複数アカウントを完全に防ぐためのはなかなか難しいという状況がありました。

例えば以下を検討してみましたが、どれも完全に防ぐのは難しそうでした。
・同一IPからの接続禁止を行う=>家族で同時に遊ぶ場合等にも制限がついてしまうのは好ましくない
・SMS認証をアカウント登録時に必須にする=>アカウント登録の敷居が高まってしまうのは好ましくない

そのため現在の規約違反の具体的な対応がとれず、黙認してしまっている現状でした。
(また、ゲームや他のプレイヤーに対して悪意を持っていないユーザー様に対してペナルティを与えるという行為も気が引けました。)

しかし、形骸化したルールは、その他のルールの軽視にもつながる可能性もあるので、少なくとも形骸化だけでも避けられないかと検討しました。

同様の事例を調べようと思い、他社のオンラインサービスを見てみましたが意外と オンラインゲームやCGMサイトでは複数アカウントを禁止していないサービスもあったので、必ずしもMMORPGやユーザー創作サービスの健全性を保つために複数アカウント禁止は必要ないのでは、と思いました。

個人が楽しむ分で数個アカウント作る分にはサービス全体に悪影響を与えるとは考えつらいので
目的 1,2については大規模な複数アカウントのみを制限すればよく、
目的 3についてはゲームシステム的に防げるようにできないかを随時検討できればと思います。(「名誉点」のようなアカウント間で共有できない資産の価値を高める等で 、単一のアカウントでプレイしたほうが効率がよくなるようにできればと思います。)
目的4については、別途メリットを用意できればと考えています。(現在考えているのは、新システムや新規ゲームデータ(クラス、ボード、クエスト)の先行公開になります。)

以上のことから、完全な複数アカウントの禁止をしなくてもよいのではないかと判断しました。
そこで複数アカウント自体は許可するが、複数アカウントを利用した悪質な行為(ランキング操作やリソースの大量保有等)があった場合には、運営はアカウント停止の措置を行える」ように規約を変更させてください。

  • 改定前

■第10条 アカウントの保有
ユーザーは1人につき1つのアカウントを保有するものとします。1人が複数のアカウントを保有すること、1つのアカウントを複数人が共同して保有することはできません。但し、当社が特に認めた場合は除きます。 ユーザーはいかなる場合においても、アカウントを第三者に譲渡又は貸与することはできません。

  • 改定後

■第10条 アカウントの保有
本サービス及び関連サービスでの活動に必要性がある場合においては、その他の利用規約に反しない範囲において複数のアカウントの保有を認めるものとします。1つのアカウントを複数人が共同して保有することはできません。 ユーザーはいかなる場合においても、アカウントを第三者に譲渡又は貸与することはできません。
および
■第14条 禁止行為 から 「( 11 ) 複数のIDを取得する行為」の削除

(また、この変更によって「マスターでの名義はプレイヤーのものと分離したい」、「マルチプレイの動作確認作業を自分ひとりで行いたい」という要件にも対応できるかと思います。)


ゲームを安全に楽しく遊べる環境を、規約とシステムの面から用意できればと思うので、
今後もいろいろと変更があるかもしれませんが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い致します。